道に捨てられたスイカ…牛の餌に 中国検疫で搬入困難 東南アジア青果業者に打撃
北京冬季五輪を控えた中国の厳しい国境管理により、ミャンマーやベトナムからの果物輸出が停滞し、輸出業者が苦境に立たされている。トラックの滞留により産物が腐敗するなど、業者は深刻な経済的打撃を受けている。ラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。
中国陝西省西安市での人口約1300万人を対象としたロックダウンや国境管理により、東南アジアの青果業者は旧正月に向けて用意した農産物の廃棄を強いられた。道端に放置されたミャンマー産のスイカは、牛や水牛などの「餌」となっている。
さらに越境には『中国製のトラックを使用しなければならない』との新しい国境規制により「新鮮な果物を届けることがほとんど不可能になった」とミャンマーからの業者たちは語る。運送業者は貨物を廃棄せざるを得なくなり、莫大な損失を被ることになった。
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