2020年4月8日、北京で行われた記者会見の後、メモをまとめる中国外交部の趙立堅報道官(Greg Baker/AFP via Getty Images)

趙立堅報道官、アフガン米軍批判にシリア内戦時の写真を使用 「事実をわい曲」

中国外務省の趙立堅報道官はこのほど、アフガニスタン駐留米軍を批判するため、シリア内戦時の写真を使用した。写真を撮影したシリア人記者は米メディアに対して、趙氏が事実をわい曲したと非難し、謝罪を求めた。

趙立堅報道官は24日、ツイッター上で写真4枚とともに、「20年間の戦争の末、米国がアフガニスタンの子供たちにもたらしたものはこれだ」とのコメントを書き込んだ。写真には砲弾の残骸を手にする子供たちが映っている。

米ラジオ・フリー・アジア(RFA)28日付によると、写真を撮影したのはシリア人写真記者、アリ・ハジ・スレイマン(Ali Haj Suleiman)氏(23)。同氏はこれまで、シリア内戦下で一生懸命に生きようとする子供たちの様子をカメラに収めた。なかには砲弾などの残骸を集めて収入を得ている幼い子供たちの姿もあった。

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