日米豪印「クアッド」外相会議、2月中に開催
日米豪印の4カ国からなる戦略枠組み「クアッド」の外相会談が2月中にオーストラリアのメルボルンで開催される。豪政府が31日に明らかにした。中国共産党の拡張を抑えることを念頭に、民主主義の志を共にするインド太平洋地域諸国との連携を強化する。
林芳正外相ほかブリンケン米国務長官、ジャイシャンカル印外相、ペイン豪外相がメルボルンに集う。具体的な日時は明かされていない。時事通信によれば、今春に日本でクアッドの首脳会議が開かれるのを前に、外相レベルで先端技術分野での協力を協議するという。
議論の焦点は、インド太平洋地域で増大する中国の脅威への対策と、強靭なサプライチェーンの形成等の安全保障対策になると豪紙オーストラリアンが31日に報じている。海事問題やサイバーセキュリティ、ワクチン供与、宇宙開発、ロシアや中国が発信する偽情報への対策なども議題に上がるとみられる。
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