写真は、エル・タヒンのピラミッドです。(シャムのババ / PIXTA)

世界中のピラミッド(44)メキシコ エル・タヒン

古代都市エル・タヒン(El Tajin, Pre-Hispanic City)遺跡で最も有名な建築物は「壁龕(へきがん)のピラミッド」です。壁龕とは、彫像などを置くため壁面に設けられたくぼみのことです。

ピラミッドは7層の基壇から成っており、東側には頂上まで通じる階段があります。ピラミッド全体の窓のような壁龕を合わせると365という数字が得られ、太陽暦の役割を果たしていたのではないかと推測されています。

壁には、赤や青、黒などの色彩がまだ残っていることから、当時、このピラミッドには多彩な壁画が描かれていたことが分かります。

▶ 続きを読む
関連記事
毎日のリンゴが脳卒中予防や腸活にまで役立つって本当? 皮ごと食べるコツから保存法、子ども向けレシピまで、知れば今日から習慣にしたくなる“リンゴの健康力”を分かりやすく紹介します。
病院利用者の半数が手洗いを怠っている——そんな衝撃の実態をご存じですか?ウイルスが潜む意外な場所や、感染を防ぐ正しい手洗いのコツまで、今日から役立つ衛生習慣をわかりやすく解説します。
ADHDのように見える行動の裏に、実は“トラウマ”が隠れていることも。症状だけに注目せず、子どもの心に寄り添う治療法とは? 家庭で今日からできるサポートのヒントを紹介します。
秋冬は湿気と乾燥が重なり、脾胃と肺が弱りやすく便秘が増える季節。セロリは気の巡りを促し、エリンギは腸を潤し、牛肉は胃腸を温める食材。三つを組み合わせることで、気血が整い、自然な排便リズムが戻ります。
AI全盛の時代に、1500年の古典技法で“人の手の美しさ”を守ろうとする作家がいます。不完全さが生む温もり、SNS時代への静かな抵抗──その創作の物語に思わず惹き込まれます。