松野博一官房長官は9日午前の会見で、ウクライナ情勢の緊迫化を受けて欧州へ液化天然ガス(LNG)を一部融通するとの報道に関連し、「経産省を中心に検討していると承知している」と述べた。資料写真、LNGタンカー、2017年11月撮影(2022年 ロイター/Issei Kato)

欧州へのLNG一部融通、経産省を中心に検討している=官房長官

[東京 9日 ロイター] – 松野博一官房長官は9日午前の会見で、ウクライナ情勢の緊迫化を受けて欧州へ液化天然ガス(LNG)を一部融通するとの報道に関連し、「欧州の厳しいガス供給の事情を踏まえ、日本としてどのような貢献ができるか経産省を中心に検討していると承知している」と述べた。

NHKなどは同日、欧州で天然ガス調達が滞るのを避けるため、政府が国内に必要なLNGを確保した上で一部を欧州向けに融通する方針を固めたと報じた。

松野官房長官は原油価格の上昇に対応するため、10日にも関係閣僚会合を開き、これまでの対策の効果の検証やさらなる対応策の検討について議論すると述べた。

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