2月9日、米国防総省によると、オースティン長官(写真)は、北朝鮮がもたらす脅威を巡って日韓の国防相と協議した。米国防総省で1月撮影(2022年 ロイター/Joshua Roberts)

日米韓防衛相、北朝鮮対応で電話協議 ミサイル「重大な脅威」

[ワシントン 9日 ロイター] – 米国防総省によると、オースティン長官は9日、岸信夫防衛相、韓国の徐旭国防相と電話会談し、弾道ミサイル発射実験を繰り返している北朝鮮がもたらす脅威について協議した。

国防総省のカービー報道官は、3カ国が「北朝鮮の弾道ミサイル発射が地域の安全保障を不安定にし、複数の国連安保理決議に明確に違反していることを強調した」との声明を発表した。

韓国の徐旭国防相は、北朝鮮による弾道ミサイル発射は「直接的かつ重大な脅威」を与えていると指摘し、米国との同盟関係に基づき対応能力を強化する考えを表明した。

韓国が出した声明は、3カ国の防衛相が近い将来に対面協議を開催することで合意したと説明。ただ、時期には触れなかった。

北朝鮮外務省は8日、北朝鮮は核兵器と高性能ミサイルを保有する世界でも数少ない国の1つであり、ミサイル実験で「世界を震撼(しんかん)させる」ことで米国に対抗している唯一の国であると自負した。

国連の機密報告書によると、北朝鮮はここ1年、核および弾道ミサイルの開発を続けており、暗号通貨取引所へのサイバー攻撃は同国の重要な収入源となっている。

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