五輪のロゴ。2022年1月30日撮影(Carl Court/Getty Images)

中国臓器移植問題を追及する組織、五輪開催地条件の厳格化 IOCに求める

中国の臓器移植問題を追跡してきた国際団体「中国での臓器移植濫用停止 ETAC国際ネットワーク」のウェンディ・ロジャーズ諮問委員会議長は、五輪開催国の資格条件をより厳格にし、人道に対する罪やジェノサイドに関与する国を排除するよう国際オリンピック委員会(IOC)に求めた。

1月29日付の声明で、中国共産党によるウイグル人や法輪功学習者への人権弾圧を列挙し「(北京)冬季五輪は、人権侵害や継続する残虐行為から目をそらさせ、中国(共産党)の評判をスポーツで歪曲する機会を与えている」と非難した。

新疆ウイグル自治区では100万人を超えるウイグル人や少数民族が恣意的に拘束され、不妊手術や臓器収奪、強制労働が行われていると人権団体などから指摘されている。米国務省ほかオランダ、カナダ、英国、フランスの各議会もウイグル人に対する中国共産党の弾圧を「ジェノサイド」と認定した。

▶ 続きを読む
関連記事
殺人容疑者を追う警察 vs 守ろうとする村民。ヘリや無人機による大捜索の一方、「逃げ切ってほしい」と村民総出で支援か。中国・河南で異例の事態
「中国軍はすごい」と発信していた人が、今度は「機密漏えい」で摘発?  何がセーフで、何がアウトなのか
中国の遺伝子編集治療で、2週間に2件の小児死亡事例が発覚。最先端技術の裏で浮かび上がる、規制の甘さと医療透明性への深刻な疑問
南京大学数学学院の元学院長が「もうやりたくない」として辞任。研究者が管理職を離れる背景には、研究時間を圧迫し成果に直結しにくい行政業務の重い負担がある。
大規模な粛清によって、中共の党・軍の高官ポストに多数の欠員が生じており、10月に開かれる5中全会で政治局委員などの欠員補充が行われるかどうかに関心が集まっている