写真は、ペルーのカラル遺跡です。(Shutterstock)

世界中のピラミッド(56)ペルー カラル遺跡

カラル遺跡はアメリカ大陸最古の都市遺跡の1つとも評されており、紀元前2600年から紀元前2000年頃に建設されました。

アメリカとペルーの研究者たちは、放射性炭素年代測定を用いて、ペルー中部のスーペ川流域には、紀元前2627年あたりからすでに都市が形成されていたことを確認しました。このことから、現在、我々が知っている最も早い時期の文明の起源が更に800年も早められるということになります。

カラル遺跡はペルーの首都リマの北方のおよそ200kmのところに位置しており、数千年余りの間、ずっと土に埋もれたままでした。1905年にようやく発見されましたが、しかし、当時、あまり注目を集められず、そのまま人々に忘れ去られてしまったのです。1994年、ペルーの国立サン・マルコス大学教授の考古学者ルート・シャディ氏が更なる発掘を行ったことで、カラル文明もついに人々の視野に入りました。

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マヤ文明は紀元7世紀から8世紀に最盛期を迎えたが、9世紀には突如、姿を消した。古代都市コパンは800年頃に廃棄され、マヤ最大の都市と言われているティカルでさえも、869年に廃棄された。
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