3月1日、米メディアによると、3選を目指すテキサス州のアボット知事(写真)が、共和党の候補に選ばれた。11月8日の知事選で民主党のオルーク候補と対決する。写真はテキサス州 で1月撮影(2022年 ロイター/Go Nakamura)

米テキサス州知事選、現職アボット氏と民主党オルーク氏の対決に

[ワシントン 1日 ロイター] – 米メディアによると、3選を目指すテキサス州のアボット知事が1日、共和党の候補に選ばれた。11月8日の知事選で民主党のオルーク候補と対決する。

トランプ前大統領の支持を得たアボット氏は予備選で右派の挑戦者を簡単に退け、オルーク氏に対しても優勢とみられている。

アボット氏は新型コロナウイルスワクチンの接種やマスク着用の義務化に反対するなど、2期目に入り保守色を強めている。人工妊娠中絶に国内で最も厳しい制限を課す法律に署名したほか、メキシコ国境の壁建設を支持した。

先週はトランスジェンダーの若者に対する医療行為を児童虐待とみなすよう指示し、トランスジェンダーの支持者から差別的で危険との批判を招いている。

テキサス州で約30年ぶりとなる民主党の知事を目指すオルーク氏は元下院議員。2018年の上院選では僅差で敗れ、大統領選にも出馬した。

民主党陣営は21年2月に嵐で送電網が故障し、数百人の死者を出した際のアボット氏の対応を批判している。アボット氏側はオルーク氏の大統領選での発言を取り上げ、リベラルのレッテルを貼る戦略を取る。

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