モルドバのサンドゥ大統領は3日、欧州連合(EU)加盟を正式に申請する文書に署名した。2021年12月代表撮影(2022年 ロイター)

モルドバもEU加盟申請、ウクライナに続き 旧ソ連圏で広がりも

[キシニョフ 3日 ロイター] – モルドバのサンドゥ大統領は3日、欧州連合(EU)加盟を正式に申請する文書に署名した。隣国ウクライナにロシアが侵攻したのを受け、親欧米路線を加速させた。

ウクライナのゼレンスキー大統領は2月28日、EU加盟を緊急に申請した。

EUの当局者は、モルドバとジョージアから加盟申請を近く受け取る見通しだと述べた。

ロシアは北大西洋条約機構(NATO)およびEUの東方拡大を、自国の安全保障を脅かす行為と見なし、強く抵抗している。

モルドバは1991年に旧ソ連から独立して以来、親ロシア派と親欧米派の政治家が主導権争いを繰り広げてきた。

サンドゥ氏は、同国は「自由世界」の一員になることを望んでいると強調した。

EU加盟交渉は、候補国がEUと法律の整合性を取るなどの手続きが必要なため、通常は何年もの時間がかかる。

外交筋によると、来月に予定されるEUの非公式首脳会議でウクライナの加盟申請が取り上げられる可能性がある。

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