3月10日、台湾中央銀行の楊金龍総裁は、インフレは制御可能であり、台湾のインフレは他国と比べて安定していると述べた。台湾中銀のロゴ。2018年2月撮影(2022年 ロイター/Tyrone Siu)

台湾中銀、インフレは制御可能=総裁

[台北 10日 ロイター] – 台湾中央銀行の楊金龍総裁は10日、インフレは制御可能であり、台湾のインフレは他国と比べて安定していると述べた。

2月の消費者物価指数(CPI)は前年比2.36%と、市場予想の2.7%を下回ったが、中銀の目標である2%を7カ月連続で上回った。

総裁は立法院(国会に相当)で議員の質問に答え、今年の物価は新型コロナウイルスの流行とロシアのウクライナ侵攻の影響を受けると指摘。

ただ台湾の状況は「制御可能」で、他国と比べると安定しているとし「2%なら問題ない」と述べた。

総裁は先週、今年の金融政策が引き締め方向に向かうとの認識を改めて示した。

台湾中銀は政策金利を7四半期連続で1.125%に据え置いている。2020年3月に利下げを実施した。

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