旧聖ニコラス教会のパイプオルガン(ドイツ・フランクフルト)(SANMIGUEL / PIXTA)

華麗にして清新 クラシック音楽 バロック   (下)

バロック時代でも楽器は生まれました。音楽の発展と改良により、イタリアやドイツで、それぞれ弦楽器と鍵盤楽器の製造が盛んになり、16世紀から17世紀にかけて、イタリアで3つの著名な弦楽器製作者一族が活躍しました。アマティ一族、ストラディバリ一族、そして、グァルネリ一族です。この3つのファミリーが製作する弦楽器は技術の向上とともに値上がりし、その音色も人々の心に響くものです。

この時代の音楽家はコレッリの他に、アントニオ・ヴィヴァルディ(1678年-1741年)や、ジュゼッペ・タルティーニ(1692年-1770年)らも知られ、ヴァイオリン音楽の道を切り開きました。ヴィヴァルディはこの時期と異なった作曲法・標題音楽を好み、それは彼の代表作の『四季』などに顕れています。

一方、ドイツでは、オルガンやチェンバロが流行り、パイプオルガンは主に教会などに置かれ、厳粛で、人の心を揺さぶるような音色が響き渡ることから、「楽器の王様」とも呼ばれています。バロック時代のドイツではオルガンが盛んになり、オルガン楽派の最大の巨匠、ディートリヒ・ブクステフーデはバッハに深い影響を与えました。

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