2021年1月12日、米ワシントンD.C.で見られる司法省の看板 (Sarah Silbiger-Pool/Getty Images)

米司法省、中国政府工作員5人を一斉起訴 「国境を超えた弾圧計画」に関与

米司法省(DOJ)は16日、中国系移民に対する嫌がらせや尾行、スパイ行為、連邦政府職員への贈賄、法執行機関への欺瞞などの罪で、中国政府の「秘密工作員」5人を起訴した。5人は、中国政府が世界的に展開している「国境を超えた弾圧計画(TRS)」に関与した疑いがあるという。

訴状によると、ファン・リュウ被告(Fan Liu、62)とマシュー・ジブリス被告(Matthew Ziburis、49)は15日に、シュウジュン ・ワン被告(Shujun Wang、73)は16日午前にニューヨーク東部地区で逮捕され、3人は16日午後に初出廷した。他の2人の被告、チアン・スン被告(Qiang Sun、40)とチミン・リン被告(Qiming Lin、59)はまだ逃走中であるという。

5人は中国政府のために米国内の中国共産党の反対派を弾圧し、うち1人は連邦選挙を妨害しようとしたことも明らかになった。

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