2022年3月21日、広東省の広州白雲国際空港にいる中国東方航空MU5735便の犠牲者の遺族ら(Noel Celis/AFP)

旅客機墜落事故、整備コスト削減が一因の可能性=中国メディア

中国では21日、乗員乗客132人を乗せた中国東方航空のボーイング737-800旅客機が南部の広西チワン族自治区で墜落した。中国国内メディア「一点財聞」は墜落について、中共ウイルス(新型コロナ)の大流行で収益が急激に悪化した中国東方航空が旅客機のメンテナンスコストなどを大幅に削減したことに関係するとの見方を示した。

中国民用航空局(国土交通省航空局に相当)は22日夜、中国東方航空の旅客機墜落事故について記者会見を開き、事故調査の進捗状況を報告した。

当局によると、中国東方航空の昆明発広州行きのMU5735便は、現地時間21日午後1時16分に雲南省昆明の空港を離陸し、午後2時17分ごろ高度8900メートルを維持しながら広東省広州市管制区域に入った。午後2時20分、管制官は同旅客機が急降下し始めたことに気づき、呼びかけを繰り返したが、応答はなかった。この3分後、MU5735便はレーダーから消えたという。

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