新経済枠組み、CPTPP参加目指すものではない=USTR代表
[ワシントン 31日 ロイター] – 米通商代表部(USTR)のタイ代表は31日、上院財政委員会に出席した。中国に対抗するバイデン政権の「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」が関税を引き下げる自由貿易協定を含まないことに民主、共和両党上院議員から不満の声が上がったが、貿易と市場アクセスを促進するための「経済的に意味のある成果」を提供すると証言した。
タイ氏は、IPEFについて「環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)」への参加や再締結を目指すものでないと表明。貿易の要素としてはデジタル貿易の強化、より厳しい環境・労働基準の設定、その他の要素としては、より強靭なサプライチェーン(供給網)の構築、インフラ整備、脱炭素化が含まれると説明した。
台湾がIPEFへの参加を求められるかどうかについては、言及を避けた。
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