2022年1月21日、上海市黄浦区昭通路の住宅地で市防疫職員が周辺を封鎖している(STF/AFP via Getty Images)

上海防疫責任者、記者会見に姿見せず ゼロコロナ巡る「路線闘争」勃発?

中共ウイルス(新型コロナウイルス)の感染が急拡大している上海市では、市防疫政策の専門家チームの責任者で、感染症の著名専門家である張文宏医師がここ数日、記者会見に姿を見せていない。ウイルスとの共存を主張する張氏はチームから外されたとの見方が強まった。

3月31の会見には、上海市党委員会の馬春雷副秘書長、市衛生健康委員会の鄔惊雷主任、市防疫領導小組専門家チームのメンバーで復旦大学上海医学院の呉凡副院長らが出席した。張文宏医師は同月26日以降、会見に出席していない。

張医師は25日まで、「上海市新型コロナウイルス感染症医療救治専門家チーム長」との肩書きで会見に臨んでいた。

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中国では、感染症の著名研究者である張文宏氏が7月下旬、新型コロナウイルス(中共ウイルス)の感染防止策として厳しい都市封鎖措置などを実施するのではなく、ウイルスとの「共存」を模索すべきだと主張したことは波紋を広げている。元政府高官らが官製メディアで張氏を非難した一方で、同氏の支持者はネット上で「張文宏氏、引き続き声を上げてください」と声援した。
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