オピオイド系鎮痛剤 (Photo by John Moore/Getty Images)

中国が危険な薬物前駆体の主要供給元=調査

幾数かの中国犯罪組織の総称「三合会」の継続的な活動と中国の法執行機関の取り締まりの曖昧さが相まって、現在も危険な合成薬物の生産・流通が横行するという状況が続いている。

最近の研究によると、強い中枢興奮作用のあるメタンフェタミン類や合成オピオイドのフェンタニルなどの薬物がインド太平洋地域と米国の違法薬物市場に溢れている。こうした薬物は人生の破綻だけでなく、死をも招き得る。

ブルッキングス研究所の非国家武装集団イニシアチブを率いる上級研究員、バンダ・フェルバブ-ブラウン博士は、3月下旬に開催された同研究所のウェビナーで、「米国だけでなく、北米全域におけるフェンタニル製造に関連する前駆体化学物質の主要供給元は依然として中国である」とし、中国の法執行機関が「フェンタニルだけでなく、東南アジアで氾濫しているメタンフェタミンの前駆体化学物質の主要供給元である三合会の上層部を取り締まることは滅多にない」と述べている。

▶ 続きを読む
関連記事
表向きは民間企業だが、実質的には中共の国家戦略と結びつき、重要インフラの深部に入り込んでいる。こうした企業は米国の安全保障をおびやかしている
黄海に浮かぶ中共の巨大な鋼製製の養殖ケージは中韓が共同漁場として扱うことに合意した韓中暫定措置水域内に設置されている。こうした手法に報道ではヤクザ的手法という呼び方も
大量の違法な中国製電子たばこが米国に流入しており、その背後に国家安全保障、さらには金融犯罪が関わっている可能性がある
中国で軍上層部の更迭など政治的動乱が起きるたび、X(旧Twitter)の検索結果が大量のアダルト広告等で埋め尽くされる現象が発生。情報遮断を目的とした大規模なスパム工作の現状を報じる
現代の脅威は目に見える戦争ではなく、日常を侵食する「超限戦」だ。中国共産党による静かな侵略から自由と主権を守るため、市民一人ひとりが現実を直視し、自律的な未来を選択するための指針を提示する