岸田文雄首相とタイのプラユット首相は2日、新たな防衛協定を締結すると発表した。バンコクで撮影(2022年 ロイター/Soe Zeya Tun)

岸田首相、タイと新たな防衛協定で合意

[バンコク 2日 ロイター] – 岸田文雄首相とタイのプラユット首相は2日、新たな防衛協定を締結すると発表した。日本からタイへの防衛機器や技術の移転を促進する。

プラユット首相は共同声明で、今回の協定は「国防の改善を支援し、タイにとって重要な目標である防衛活動への日本からの投資につながる」と述べた。ただ詳細は明らかにしなかった。

また、プラユット首相によると、サプライチェーン(供給網)の改善や日本との5年間にわたる経済パートナーシップについて協議したという。

岸田首相は今回の東南アジア歴訪で、ロシアのウクライナ侵攻について協議。「プラユット首相とはいかなる地域であっても主権や領土への侵害、または武力による一方的な現状の変更は容認されるべきではないという点で意見が一致した」と述べた。

四方敬之内閣広報官は2日、タイの新型コロナウイルス対策支援に向け500億円を融資すると記者団に述べた。

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