世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は、中国が新型コロナウイルス感染抑制に向け実施している厳しい封じ込め措置は、ウイルスの特性を踏まえると持続不可能だとの見解を示した。昨年12月、ジュネーブで撮影(2022 年 ロイター/Denis Balibouse/File Photo)

中国の「ゼロコロナ政策」は持続不能、人権配慮を=WHO

[ロンドン 10日 ロイター] – 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は10日、中国が新型コロナウイルス感染抑制に向け実施している厳しい封じ込め措置は、ウイルスの特性を踏まえると持続不可能だとの見解を示した。

WHOが特定の国の感染対策に対し公に言及することはまれ。同事務局長は、中国の専門家と議論してきたことを明らかにした上で「この方法は持続不可能であると指摘した。方針転換が重要だ」と述べた。

またWHOの緊急事態対応を統括するマイク・ライアン氏も「ゼロコロナ政策」が人権に及ぼす影響も配慮する必要があると述べた。

中国の厳しいロックダウン(都市封鎖)を巡っては、専門家から一般国民に至るまで、幅広い批判と怒りの声が上がっている。

当初、中国と同様の封じ込め手法を取っていた国は、その多くが程度の差こそあれウイルスと共存する戦略への移行を開始している。

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