バイデン米大統領、中国による台湾攻撃なら…軍事的関与を示唆
訪日中のバイデン米大統領は23日、中国共産党による台湾攻撃が行われた場合、米国が軍事関与する可能性を示唆した。また、日米首脳会談の共同声明には台湾海峡の安定と平和の重要性を記した。
東京・元赤坂の迎賓館で行われた日米首脳会談後の記者会見で、記者がバイデン氏に「台湾を守るために軍事的に関与するか」を聞くと、バイデン氏は「イエス、それが私たちの責任だ」と述べた。また、自治権について「強引に取るなどといった考えは適切ではない」とし、強制的な行動は「ウクライナで起きた同様の行動」だと中国共産党を牽制した。
記者会見後、ホワイトハウスの当局者は発言について「バイデン氏は1つの中国政策と、台湾海峡の安定と平和への関与を再確認」したものであり、「台湾関係法に基づき台湾自衛のための軍事的手段を提供する」との従来の姿勢に変わりはないと釈明した。
関連記事
2018年、中国共産党は憲法と党の綱領を改定し、「台湾統一」を明記した。中共に詳しい元教授はそれはもはや選択肢ではなく、国家戦略の柱になるとし、経済停滞や官僚腐敗が進んでも、習近平の台湾侵攻の方針は変わらないと指摘。
「0円で香港旅行!」と豪語した中国の動画が炎上。慈善配給を「節約術」にする行為に香港市民が激怒!
「武力統一」を叫んで台湾から追放された中国人女性が、今度は「台湾に帰りたい」と懇願。そして「祖国を愛してる」と言った瞬間、配信は即カット?これが、忠誠の代償...
台湾の頼清徳総統は21日、日本の新首相に就任した高市早苗氏に祝意を表し、今後も日台間の協力関係を深化させ、インド太平洋地域の安定と繁栄を共に維持していくことへ期待を示した。
18日、最大野党・国民党の党首選挙が投開票の日を迎える。選挙戦を前に台湾では、中共政府をはじめとする海外勢力による情報工作の疑いが浮上している。