朝食前の1杯のほうれん草ジュースで1日のダイエットをサポート 満腹感を高める5つの食品(2)

黒胡椒やほうれん草など、一般的な食品は満腹感を高めることで食欲をコントロールすることができます。

メタボや肥満は、遺伝的要因、行動的要因、環境的要因が複雑に絡み合って生じるものです。現在、アメリカには数え切れないほどの減量レシピや薬、道具があるようですが、健康的な減量には、バランスのとれた食事を含む包括的なライフスタイルの変化が必要です。

重い副作用のある食欲抑制剤を服用する代わりに、天然のハーブやスパイス、食品を食べることで、リスクなく食欲を抑制したりコントロールしたりすることができます。

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満腹感のある食品 ④亜麻仁

食物繊維やオメガ3脂肪酸を豊富に含む亜麻仁は、食欲抑制のために広く利用されている食品です。

24名と20名の被験者を対象とした2つの無作為化試験において、少量の亜麻仁繊維が食欲とエネルギー摂取を抑制することが確認されました。亜麻仁の繊維をドリンクやタブレットの形で摂取した場合にも、同様の効果が見られました。

また、『栄養、代謝および心血管疾患』誌に掲載された別の二重盲検試験では、18人の若い男性に4種類の試験食を提供し、食事は一晩の絶食後に出され、食物繊維源として様々な形態の亜麻仁が使用されました。その結果、亜麻仁繊維は食後、脂質や血中トリグリセリドの上昇を抑制し、食欲も抑制することがわかりました。しかし、その後のエネルギー摂取量には影響がありませんでした。

 

ヨーグルトは体重コントロールに関連しています。(Shutterstock)

 

満腹感のある食べ物 ⑤ヨーグルト

ヨーグルトは発酵乳製品であり、重要な栄養源と考えられています。『アメリカ栄養学会誌』に掲載された最近の臨床エビデンスでは、ヨーグルトは体重コントロールや2型糖尿病の発症リスク低減に役立つことが示唆されています。

ヨーグルトが効果を発揮するのは、腸内細菌叢に影響を与える可能性のある乳酸菌を含む独自の組成があるからです。ヨーグルトの摂取は、体脂肪の減少、食事量の減少、満腹感の増加、腸のホルモン反応の変化などにつながると考えられています。

「ヨーグルトの食物エネルギーと栄養素の含有量、および食事全体に対する1食分のヨーグルトの栄養的貢献は、ヒトの1日の栄養摂取要件を満たすのにヨーグルトが大きく貢献し、エネルギー代謝の調節に重要な役割を果たすことを示唆しています」と著者は語っています。

(終わり)
 

著者について:GreenMedInfo 研究グループは、今の重要な健康・環境問題を調査することを目的としています。

(翻訳:香原咲)