台湾当局は、半導体の技術者や、ハイテク分野の専門職人材の違法な引き抜きをしている疑いで中国企業10社を捜索した。写真はチップを持つエンジニア。台湾の新竹で2月撮影(2022年 ロイター/Ann Wang)

台湾、中国企業10社を捜索 半導体人材の違法引き抜き疑い

[台北 26日 ロイター] – 台湾当局は、半導体の技術者や、ハイテク分野の専門職人材の違法な引き抜きをしている疑いで中国企業10社を捜索した。

中国の習近平指導部は、先端半導体の国産化を目指し、技術者の囲い込みに動いている。台湾は先月、違法な引き抜きの疑いで中国企業約100社に対する調査を開始した。

捜索の対象は、許可なく台湾で営業している中国企業やその研究開発拠点。約70人を聴取したとしている。

調査対象の企業名は明らかにしていないが、IC(集積回路)設計会社や電子部品メーカーが含まれると説明した。

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