中国の農業スパイが産業の脅威 情報機関と連携を=米議会委員会
米国連邦議会の諮問委員会である米中経済・安全保障調査委員会(USCC)の最新報告書は、中国は米国など諸外国の農業技術を横取りして、自国の農業を発展させようとしていると記述した。
同報告書は「農業スパイを通じて米国の企業秘密を取得することは、中国が農業生産を向上させ、グローバル市場でより競争力を高めるための近道となっている」と述べた。
中国の習近平国家主席は、海外資源への依存を減らすため、農業界に種子の収集を拡大するよう指示した。その結果、国内の種子イノベーションの開発や研究に資源を向けるのではなく、スパイ行為が農業界の主要な手段になっているという。
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