2021年12月18日、中国東部の浙江省の検問所で、トラック運転手の情報を確認する警察官たち(STR/AFP via Getty Images)

コロナ感染者、入国すれば死刑の可能性 中国地方当局が警告するもすぐに撤回

中国南部の辺境都市は2日、中共ウイルス(新型コロナ)の対策通知を発表し、感染者が許可なく中国に入国した場合は死刑になる可能性があると警告した。中国共産党の厳しい「ゼロコロナ」政策に中国のネットユーザーから疑問の声が上がり、通知は現在削除されている。

通知は広西チワン族自治区の防城港市や東興市の公安当局など9つの政府機関がソーシャルメディア上で連名で発表した。中共ウイルスに感染した者や、感染者の入国を手助けした者は、公共の安全を脅かしたとして、死刑や財産没収の刑罰を受けると記されていた。

通知が発表されるとソーシャルメディア上では怒りの声が沸き上がり、「(死刑に処する)法的根拠があるのか」「地方政府に刑法は制定できない」「ウイルスの蔓延より人々の声の方がよほど怖いのではないか」といった投稿が相次いだ。

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