岸信夫防衛相は12日、中国の魏鳳和国防部長と会談した。(Photo by ROSLAN RAHMAN/AFP via Getty Images)

岸防衛相、中国に自制求める 台湾海峡の平和と安定「極めて重要」

岸信夫防衛相は12日、中国の魏鳳和国防部長(国防相)と会談し、力を背景とした一方的な現状変更の試みや緊張を高める行動に強く反対すると伝えた。中国軍爆撃機や空母の活動に懸念を示し、自制を求めた。台湾海峡の平和と安定の重要性について強調した。

岸防衛相は、中露の戦略爆撃機が日本周辺を共同飛行したことは「示威活動」であると指摘し、重大な懸念を伝えた。中国海軍の空母「遼寧」が宮古海峡を通過し、日本近海で艦載機の離着艦訓練を行うなどの活動について、改めて中国側に強く自制を求めた。

岸氏はまた、台湾に関する我が国の基本的立場に変更はないとした上で、「台湾海峡の平和と安定は我が国のみならず、国際社会にとっても極めて重要である」と述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
宇宙の安全保障への懸念が高まる中、防衛省は小型ロケットの開発に向け、民間企業から研究提案を募集。宇宙空間にある日本の衛星が中国やロシアの「キラー衛星」に攻撃されたり、故障したりした際に、代替衛星を迅速に打ち上げられるようにすることが狙いだ
小泉進次郎防衛相とヘグセス米国防長官は10月28日、フィリピン中部セブで会談し、複数の分野での協力強化で一致した
日米共同統合演習「キーン・ソード27」が過去最大規模で実施。南西諸島に対艦ミサイルや長射程火力を展開し、宇宙・サイバー領域を含む全領域での連携強化を図る
元海上自衛隊幹部の山本勝也氏は20日、日本は米国と同盟関係にあるものの、中国(中共)が日本の沿岸領土で展開する「グレーゾーン」戦術への対応は、日本が主導しなければならないと述べた。
中共軍の無人機2機が10月19日、沖縄本島と宮古島の間を通過した。同区間の無人機通過の公表は今年度初。16~18日には艦艇7隻も通航し、20日も有人機の飛行が相次いだ。小泉防衛相は無人機への対応の必要性を強調した