岸信夫防衛相は12日、中国の魏鳳和国防部長と会談した。(Photo by ROSLAN RAHMAN/AFP via Getty Images)

岸防衛相、中国に自制求める 台湾海峡の平和と安定「極めて重要」

岸信夫防衛相は12日、中国の魏鳳和国防部長(国防相)と会談し、力を背景とした一方的な現状変更の試みや緊張を高める行動に強く反対すると伝えた。中国軍爆撃機や空母の活動に懸念を示し、自制を求めた。台湾海峡の平和と安定の重要性について強調した。

岸防衛相は、中露の戦略爆撃機が日本周辺を共同飛行したことは「示威活動」であると指摘し、重大な懸念を伝えた。中国海軍の空母「遼寧」が宮古海峡を通過し、日本近海で艦載機の離着艦訓練を行うなどの活動について、改めて中国側に強く自制を求めた。

岸氏はまた、台湾に関する我が国の基本的立場に変更はないとした上で、「台湾海峡の平和と安定は我が国のみならず、国際社会にとっても極めて重要である」と述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
中国国営国際放送CGTNが8月4日に配信した歴史ドキュメンタリー「The forgotten Ryukyu(忘れられた琉球)」につてい、沖縄政策研究フォーラム理事長仲村覚氏は沖縄や尖閣諸島周辺の法的地位が現在も確定していないかのような印象を与えていると指摘している
射程約1000キロ、中国沿岸部の一部も射程に収めるとされる国産12式対艦ミサイル。空中発射型が飛行試験段階に入った
防衛装備庁は長射程自爆型無人機(UAV)の脅威に対処する迎撃ドローンの実証試験をしている。単なる新兵器の導入にとどまらず、戦闘の様相が数週間単位で変化する「新しい戦い方」に対し、日本の防衛調達制度、そして脆弱な国内ドローン産業がどう応じるか
防衛省は8月4日、令和8年版防衛白書「日本の防衛」を公表した。今回の防衛白書では中、無人機や人工知能(AI)を活用した「新しい戦い方」への対応、防衛生産・技術基盤の強化、自衛隊員の処遇改善などを打ち出している。
防衛省が、これまで自前のシステムで管理してきた機密性の高い情報について、民間クラウドを利用した運用へ移行する方針であることが分かった。この記事では民間クラウドを利用に至った背景、抱える問題点、米国や欧州の動向について語る