中国軍のAI技術発展 米AIチップに依存=報告書
中国では近年、国家戦略として人工知能(AI)開発に力が注がれている。しかし、中国人民解放軍はそのAI技術を促進するため、米国企業のAIチップに大きく依存していることが、ジョージタウン大学が発表した報告書で明らかになった。
ジョージタウン大学の研究者らは2020年に中国軍と国有防衛企業が締結した24件の公的契約を分析し、数千件の購入記録を調べたという。その結果、米国内の企業が設計し、台湾と韓国で製造したAIチップを中国軍が発注していることがわかった。
報告書によると、97件の購入記録の大半は半導体大手のエヌビディアやザイリンクス(現AMD)、インテル、マイクロセミといった米国企業によって設計されていた。
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