米司法省、国土安全保障省の職員ら起訴 中国政府の「国境を越えた弾圧」に関与
米司法省は7日、中国政府の反体制派にスパイ行為や嫌がらせなどを行う「国境を越えた弾圧」に関与したとして、米国国土安全保障省の現職捜査官と元捜査官ら5人を起訴した。
起訴状によると、国土安全保障省(DHS)のクレイグ・ミラー被告と、DHS元捜査官デリック・テイラー被告は政府の制限付きデータベースから反体制派の中国人活動家のパスポートや入国記録などの情報を入手し、漏洩したという。両氏は6月に逮捕されており、それぞれ司法妨害の罪、テイラー被告は連邦捜査局(FBI)に虚偽の陳述をした罪にも問われている。
司法省は「好ましくない政治見解や行動をとる米国住民をターゲットにした国境を越えた弾圧」に関与したとして、ファン・リュウ被告とマシュー・ジブリス被告、チアン・サン被告も起訴した。サン被告は現在逃走中だ。
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