2022年6月13日~7月12日の全国の最高温度の分布図(中国気象当局)

中国各地で40度超の記録的猛暑 一部で44度超も

現在、中国各地が猛暑に見舞われている。例年以上の厳しい暑さがすでに30日間も続いており、河北省や雲南省など一部地域では44度を超えた。

中国の気象サイトは14日、南部では最近、昼は40度以上、夜でも30度以上と気温の高い日が続いていると伝えた。

上海など84の都市は13日、最高レベルの「赤色(高温)警報」を発令。

東部の浙江省杭州市では、高温で樹木が自然発火し、煙が出る事態となった。

5日間連続で40度超の猛暑に見舞われた重慶では、博物館の屋根が溶けて崩れ落ちた。

北京市民の李さんは大紀元の取材で、「実際は40度超えなのに、報道ではせいぜい34度前後。今年から高温手当が増額されたため、故意に実際の温度より低く報道しているのではないか」と疑っているという。

上海に住む陳さんは大紀元に対し、「地面の温度は60〜70度に達しているため、卵を置けば茹で上がってしまうほどだ」と話した。

気象サイトによると、浙江省、江蘇省、四川省などで7月に入って以降、熱射病による死者が相次いだ。

気象当局によると、8月上旬にかけて全国的に気温は平年より高く、高温の日が続く可能性があるという。

(翻訳編集・李凌)

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