専門家に聞いてみた IQが高くなければ社会で成功できないのか?
親なら誰でも、自分の子どもには高い知能指数(IQ)を持っていてほしいと願うものです。そうすれば、子どもの人生にプラスになるだけでなく、親の心配も少なくなります。しかし、IQの特に高い人が将来、より成功したキャリアを歩むというのは本当なのでしょうか?スイスの心理学者は、このことについて肯定的です。
スイスのローザンヌ大学で組織行動を研究する心理学者ジョン・アントナキス教授は、CNBCの取材に対し、「IQは職場で成功するかどうかを判断する最も重要な予測因子の1つだ」と語っています。
2012年、ヴァンダービルト大学の研究者たちは、IQの高い人は低い人に比べて、平均して収入が高い傾向にあることを発見しました。また、高いIQが学業成績、職務遂行能力、キャリアポテンシャル、創造性などのより信頼できる予測因子であることも明らかにされました。
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「成功したい!」という気持ちは誰にでもあるもの。それでは、成功する人としない人の違いは何でしょうか。成功しない人の多くは、普段自分でも察知できない多くのよくない習慣があるのです。アメリカのビジネス雑誌「Entrepreneur」は、成功への道を妨げる7つのマイナス習慣を紹介しています。あなたはいくつ当てはまりますか?
人の心の知能指数や感情調整能力を表すEQ(Emotional Intelligence Quotient)。従来の知能指数(IQ)よりも、人間関係や仕事の成果に大きな影響を与えると言われています。
米ジョージア工科大学の心理学博士・張怡筠(ツァン・イジュン)氏は、親として最も重要なのは、子供の良き「EQコーチ」になることだと指摘しています。EQに含まれる自信や共感、思いやりを持つこと、怒りを制御すること、人との摩擦をコントロールする能力など、様々な要素が子供の人生を左右するといいます。
成功するリーダーがもっている気質とはどのようなものでしょうか?
「ハーバード・ビジネス・レビュー」は、最近、リーダーの実力を見る際に、従業員の現在の役職での働きぶりは重要ではないという説を紹介しています。
この論文の作者であるチャモロ・プリミュージク博士によると、成功するリーダーは必ずしも職場において目立つ人や自信のある人ではありませんが、彼らには共通する三つの気質が備わっていると指摘しています。
共感力と感情的知性を育むことは、子どもたちの健全な成長に欠かせません。 本来、「共感」とは、相手の立場に立って、相手の気持ちや感覚を理解する能力のことです。
米国に住むわずか2歳の女児カシェ・クエストちゃんが高IQ団体「メンサ」の米国人最年少会員になりました。カチェちゃんはアメリカの50州すべてを形と位置から特定したり、周期表の全元素の名前を言ったり、読む力を身につけるなど多彩な能力を持っています。