北京にある華為技術(ファーウェイ)店舗で映るロゴ。参考写真(GREG BAKER/AFP/Getty Images)

米FBI、ファーウェイ設備が核兵器通信を傍受・妨害=報道

米CNNは24日、情報筋の話として、連邦捜査局(FBI)の調査で中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)の装備が米国の核兵器通信を傍受し、かく乱する可能性があると判明したと報じた。FBIは当初、財務関連審査やビジネス上の懸念で調査を始めたが、この過程でファーウェイを巡り防諜上の課題を見つけたという。

報道によると、FBIは米国中西部の郊外にある軍事施設の周辺に設置されたファーウェイの通信設備が、核戦略を担当する米戦略軍司令部などの安保通信を傍受し妨害する能力があると判断した。

情報機関は、傍受された通信データが中国本土に転送されたかどうかについて、現時点では把握できていないという。

▶ 続きを読む
関連記事
英議員はこのほど、ウクライナに攻撃したロシアに対して協力していると伝えられた中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に調査を実施し、制裁を科するよう呼びかけた。
カナダ政府は19日、深刻な安全保障上の懸念があるとして、第5世代(5G)移動通信システムから中国通信機器大手の […]
カナダ政府は14日、同国の重要産業や通信システムをサイバー攻撃などから保護する法案を発表した。先月、カナダは第 […]
スウェーデンの控訴裁判所は22日、中国の通信機器最大手・華為技術(ファーウェイ)による控訴を棄却する判決を下し […]