台湾で空襲想定した大規模訓練 台北市長「平時でも有事の備え欠かせない」
中国共産党の軍事的脅威が高まるなか、台北市では25日、空襲を想定した大規模な防空演習が行われた。市長の柯文哲(か・ぶんてつ)氏は「国防は全国民に関わること」であり、「平時でも有事の備えは欠かせない」と強調した。
今年で45回目となる「万安演習」は例年より規模を拡大し、台北市の12の行政区域とすべての公共交通機関、商業施設、政府機関が対象となった。変電所が空襲により被害を受け、民間住宅にも影響が出ることを想定して進められた。
空襲警報が鳴ると、運転中の車は停車し、乗員は憲兵や警察の誘導で近隣の避難所に避難した。負傷した人員の救護訓練も行われた。
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