安倍氏の外交政策顧問が警告「中国は2024台湾総統選挙を操ろうとしている」、台湾の一刻も早い国際組織加盟を呼び掛ける
慶応義塾大学大学院教授で、安倍晋三元首相の長年の外交政策顧問兼スピーチライターを務めた谷口智彦氏は26日、台北市内で開かれたインド太平洋地域の安全保障について話し合う国際フォーラムにリモート形式で出席した。「中国共産党のプロパガンダマシンは2024年の台湾総統選挙を操ろうとしている」と警告したうえで、中国の侵略を阻止するためにも、台湾は一刻も早く、より多くの国際組織へ加盟すべきだと提案した。
台湾外交部(日本の外務省に相当)と台湾政府系シンクタンクの両岸交流遠景基金会が主催した「ケタガラン・フォーラム 2022:インド太平洋地域安全保障対話」では、インド太平洋の安全と新冷戦構造を議題に取り上げ、同地域の関係諸国の政府要人や議員、学者、専門家らが討論を行った。今年のフォーラムでは特別に、米日台の議員の対話の場が設けられるなど、三者間の協力関係の重要性をアピールした。
日本からは河野太郎元防衛大臣、中山泰秀前防衛副大臣、鈴木馨祐衆議院議員らがリモート形式で参加した。
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