FRBの経済学者、中国で4回拘束=米議会委員会報告書
中国による米国の情報の不正取得は、科学技術の分野を超え、中央銀行に当たる連邦準備銀行(FRB)にまで及んでいることがわかった。 米上院の国土安全保障・政府問題委員会は7月26日、FRB所属のエコノミストが中国滞在中に当局に複数回拘束され、経済機密情報の提供などを強要されたとして、5つの事案に関する報告書を公開した。
同報告書は、中国当局はFRBの幹部を懐柔するため、脅迫のほか、中国の大学や研究施設への招へい、共同研究の機会など硬軟織り交ぜた手口を駆使しているという。
報告書は、中国当局の目的は「米国の経済・金融政策の機密情報を得るためだ」としている。
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