住宅の購入を検討している中国の市民(China Photos/Getty Images)

上海など28大中都市の住宅空き家率は12%=調査

中国の住宅市場調査機構、貝殻研究院の最新調査では、中国の28の大中都市の住宅空き家率は平均で12%に達しており、5〜10%という正常水準を上回り、過剰供給であることがわかった。

なかでも、江西省南昌市が20%で最も高い。河北省廊坊市の空き家率は19%と2番目に高い。

貝殻研究院は、販売された住宅物件を対象に調査を行い、3カ月以上にわたり人が住んでいない住宅を「空き家」と定義する。江西省南昌市で販売された住宅物件のうち、約2割が使われていない状態にある。

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