米司法省は8月10日、トランプ前米政権で大統領補佐官(国家安全保障問題担当)を務めたジョン・ボルトン氏(写真)の暗殺を計画した疑いでイラン革命防衛隊員を訴追したと発表した。ノースカロライナ州ダーラムで2020年2月撮影(2022年 ロイター/Jonathan Drake)

米司法省、イラン革命防衛隊員を訴追 ボルトン氏暗殺計画で

[ワシントン 10日 ロイター] – 米司法省は10日、トランプ前米政権で大統領補佐官(国家安全保障問題担当)を務めたジョン・ボルトン氏の暗殺を計画した疑いでイラン革命防衛隊員を訴追したと発表した。

同省によると、シャフラム・プルサフィ容疑者(45)は米軍が2020年1月に無人機攻撃で同隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官を殺害したことへの報復としてボルトン氏暗殺を企てていたとみられる。

容疑者は米国内の個人に執筆中の本に必要だとしてボルトン氏の写真撮影を依頼。この個人が紹介した別の人物にその後接触し30万ドルの報酬を支払う意向を示して暗殺を手配するよう求めた。

別の「仕事」に100万ドルを支払う用意もあったという。

これについて、トランプ前政権で国務省報道官を務めたモーガン・オルタガス氏は当時の国務長官だったマイク・ポンペオ氏が2人目のターゲットだったとの見解を示した。司法省はコメントを控えた。

ボルトン氏はCNNに対し「他にも多くの米国人がこの政権のターゲットになっているというのはかなり正しいだろう」と語った。

容疑者の身柄は拘束されておらず、連邦捜査局(FBI)が指名手配している。

イランは米国の措置を非難した。

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