2020年10月28日にワシントンで行われた、通信品位法第230条の改正に関する公聴会で、オンラインで証言するツイッターのCEO、ジャック・ドーシー氏(Greg Nash/Pool/AFP via Getty Images)

【世界の十字路】なぜ世界のVIPたちが中共に対抗姿勢を示しはじめているのか

最近、堂々と中国共産党に対抗姿勢を示す世界的なVIPが話題となっている。

今年3月、台湾の大手半導体製造ファウンドリ・UMCの栄誉理事長である曹興誠氏は中共を「人民の敵」と批判し「最も多くの中国人を殺戮したのは中共自身だ。1949年の建政から1976年の文革終了までに、中共に殺されたり、闘死したり、餓死したりした中国人は1億人近くに上る」と訴え、話題となっていた。

というのも、曹興誠氏はもともと親中共の立場をとっており、中国にも多額の資金を投じていた。しかしその後、自分が中共に利用され、投資で莫大な被害を受けたことがわかり、台湾で最も盛んに中共に反対する企業家になったのだ。

そして先日、曹興誠氏は中共のペロシ氏脅迫と台湾に対する軍事演習を痛烈に批判し、台湾国防を助け、中共に抵抗するために、30億台湾ドル(およそ133億円)の寄付を宣言した。

そして今回、またまた別の大物が中共に非常に対抗的な発言をした。

ツイッターの前CEOジャック・ドーシー氏は6日、中共当局による監視などを伝える米CNNの報道番組をシェアして、「中国共産党を終わらせよ(End the CCP)」とツイートしたのだ。

このツイートはたちまちメディアの注目を集め、1万2千人以上が彼の投稿をリツイートした。

ジャック・ドーシー氏もツイッター社CEO時代、中共当局とつながりのある人物を役員に迎えており、中共との関係は浅くはないようにみえたが、彼もまた突然「中国共産党を終わらせよ」と言いだした。

ドーシー氏といい、曹興誠氏といい、これらの世界のVIPがそろって中共を批判し「最も多くの中国人を殺戮したのは中共自身だ」とか「中共を終わらせよ」と述べ、対抗姿勢を見せるのは偶然なのだろうか?

この二人が接触したとは思えないが、世界の情勢を分析すれば、なぜ彼らが公に中共に対抗する姿勢を示しているのか明らかになるだろう。

詳しくは動画をご覧ください。

なぜ世界の富豪が中共に対抗することを呼びかけるのか【世界の十字路】https://www.epochtimes.jp/2022/08/114145.html

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