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ウルフ・メッシング伝記その4:権力は天の意志には敵わない(下)【未解決ミステリー】

スターリンとの3回目の面会:1945年

2回目の面談から数か月して、ナチス・ドイツはモスクワを攻撃し始めました。1941年11月3日、メッシングはまたクレムリンに招かれました。この時、スターリンはとても疲れた顔をしていて、戦争がいつ終わるのかを知りたがっていました。

メッシングは1943年にソ連南部の都市スターリングラードで激しい攻防戦が繰り広げられることや戦争が1945年の5月8日に終わることが見えましたが、いずれもあと数年続き、多くの兵士や民間人が戦禍の中で死にゆくことになります。

ソ連の生殺与奪の権利を握る、強大な権力を持ったこの男であっても、やはり天命を左右することはできません。スターリンもまた戦争という歴史ドラマの中においては、神々に操られた駒の一つでしかないのです。

長い沈黙の後、スターリンは「戦争が終わった後、ヨーロッパはどうなるのか、教えてくれないか」と尋ねました。

メッシングは、「ポーランド、チェコスロバキア、ハンガリー、ブルガリア、ルーマニア、ユーゴスラビア、東ドイツは同盟国としてソ連に加わり、これらの国々は共産党によって支配されることになるだろう」と答えました。

スターリングラードでのルーマニアの兵士(パブリックドメイン)

スターリンとの4回目の面会:冷戦を予見する

激しさを増してきた独ソ戦争の真っただ中の1942年1月10日、スターリンは、ナチスの指導者ヒトラー、アメリカのルーズベルト大統領、イギリスのチャーチル首相についてメッシングに尋ねました。「ヒトラーは終戦まで政権を維持するのか」という質問に対し、メッシングは「YES」と答えました。そして、ルーズベルトに関しては、「彼は戦争が終わる前に亡くなる、1945年4月だ」と予言しました。

一方、チャーチルは、「終戦後、ソ連共産主義に対抗するために、西側社会の同盟結成を呼びかけることになる。その時になると、世界では自由主義と共産主義の2大陣営が出現し、両陣営は、40年以上にわたって対立する、その長い対立は冷戦と呼ばれる」とメッシングは続けました。

メッシングは、1942年には「冷戦」という言葉を予見していたのです。それから5年後の1947年3月12日、米国のトルーマン大統領は、議会への特別教書演説で共産圏の封じ込め政策「トルーマン・ドクトリン」を明らかにしました。これは「冷戦の始まり」と言われています。

ヨシフ・スターリン、ハリー・S・トルーマン、ウィンストン・チャーチル(1945年7月、ポツダムにて)(パブリックドメイン)

永遠なるメッシング

以上が、大紀元コラムニストの章閣氏がまとめたメッシングの伝説的な生涯です。

メッシングの死後、その人気は衰えず、ロシアの映画制作企業は歴史的事実に基づいてメッシングに関する映画3本、テレビドラマまで制作しています。2010年に公開されたテレビドラマ「メッシング」は放送開始以来、あまりの人気で毎年再放送されており、視聴率は絶好調です。

ソ連時代から、人々はメッシングのパフォーマンスを見るのが好きで、彼が公演をするたびに劇場はいつも人でいっぱいでした。人々がメッシングを尊敬しているのは、ただ単に彼が超能力を有していたからではありません。彼の存在そのものが人々に希望をもたらしたからです。メッシングの「心理学的実験」は、今でも生命や時空に対する人々の認知を深め、霊的探究への希望をもたらしています。

(完)

詳しくはEPOCH TVをご覧ください。

https://www.epochtimes.jp/2022/08/113291.html

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