漢方:スイカは人体に良い効能がある 赤肉種と黄肉種の効果の違いとは 

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甘くてジューシーなスイカは、夏の暑さに負けない人気の食べ物です。 スイカは赤肉種と黄肉種に分けられ、色の違いによって体への影響も異なります。 漢方医によると、赤肉のスイカは抗酸化作用、免疫力、視力によく、黄肉のスイカは循環器系や情緒によい影響を与えるとされています。

台湾の中壢にある楊梅風沢中医診所の主治医である張宏銘先生によると、スイカには老化を防ぐビタミンC、目に良いビタミンA、その他B群、マグネシウム、リンなど多くの健康効果があり、トマトと同様にリコピンという優れた抗酸化物質を摂取でき、男性の前立腺がんのリスクも低減させるとのことです。 また、スイカを摂取することで、血管が緩み、血圧を下げる効果があることで知られるシトルリンを摂取することができます。

「メロンの果肉が赤でも黄色でも、水分が多く、繊維質が豊富なので、夏場の涼を取るのに適した果物です」と張宏銘さんは言いました。 赤い果肉のスイカには、抗酸化作用や免疫力強化、視力保護に役立つビタミンAやβカロテンが多く含まれ、黄色い果肉のスイカには、体内でスペルミジンに変換され、一酸化窒素の生成を促進し循環器系や感情緩和に良い影響を与えるシトルリンも多く含まれています。

日本東洋医学会の漢方医である甄力學先生は、Epoch Timesの取材に対して、スイカは夏の暑さに適した果物であると述べています。 暑さに耐えられないと感じたら、スイカを一切れ切って食べましょう。 漢方では、スイカの果汁や果皮を清熱薬として使用します。

甄力學先生によると、スイカは漢方医の間では「天然の白虎湯」と呼ばれ、扁桃腺炎、喉の痛み、口角炎などの炎症性の熱を和らげるのに使えるといいます。 熱中症になった後にスイカを食べると、熱が下がり、体が冷えます。

李時珍は著書《本草綱目》の中で、「スイカもメロンも冷たくて、世間では脾臓に恵みを与え、心に甘露を与えると思われているが、脾臓を傷つけることになるかもしれない」と述べています。 つまり、スイカはもともと冷たくて甘いので、熱を清めて夏バテを解消してくれるのですが、脾胃が冷えている人は、冷やしすぎて脾胃を傷めないように、スイカを食べる量をコントロールしましょう。
スイカは利尿作用が強いので、腎臓の機能が低下している人は、腎臓の負担を増やさないように、スイカを食べるのを控えた方がよいでしょう。

スイカ自体は果糖とはいえ比較的糖度が高いのですが、血糖値の高い人は、体に不調をもたらさないよう、適度にスイカを食べるようにしましょう。 特に、スイカは一度ジュースにすると、糖分を摂り過ぎてしまいます。スイカジュースを絞って飲むのはやめた方がよいです。

脾胃が冷えている人は、冷えすぎて脾胃を傷め、腹痛や下痢を起こさないよう、量をコントロールすることが大切です。 健康な人でも、冷蔵庫から出したばかりの「冷えたスイカ」を食べるのは避け、胃腸への刺激を減らすために、食べる前にしばらく常温で置いておくとよいでしょう。

生理痛のある女性や出産直後のお母さんも食べるのを控えた方がよいでしょう。 また、不眠症になりやすい人は、スイカを食べると利尿作用が強くなり、夜間の排尿回数が増え、睡眠に影響を与える可能性があるので、就寝前に食べるのは避けた方がよいでしょう。

スイカには解毒作用があるが、魚介類と一緒に食べてはいけないと甄力學は強調します。 特に、カニはもともと冷たいので、冷たいものを2つ一緒に食べると冷たさが倍増し、脾胃を刺激しやすく、吐き気や嘔吐、腹痛、下痢などを起こし、健康に悪影響を及ぼすので、カニとは食べないほうがよいでしょう。 

スイカの皮は立派な食材

冬瓜(とうがん)は、肉料理でもベジタリアン料理でも、炒めたりスープにしたりして美味しく食べることができます。 スイカの皮も冬瓜と同じように炒め物に使ったり、スイカのスープを作ったりすることができるのです。 まずスイカの一番外側を取り除き、次に中の果肉を完全に取り除き、皮ごとスライスします。 お好みで、皮ごと千切りにして、キュウリのように冷たい一品にするのもおすすめです。

(翻訳編集:井田千景)