TikTokは「高リスク」アプリ 米下院最高総務責任者が声明発表「使用は推奨しない」
米下院最高総務責任者キャサリン・スペンダー氏は、国家安全保障上の懸念を理由に、中国動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の使用を控えるよう議員に勧告する声明を発表した。アプリはユーザーのあらゆる個人情報を収集しており「商業や私的な目的で利用される恐れがある」と警告している。
スペンダー氏は10日付の声明で「ティックトックには顧客データの保護方法に関する透明性の欠如や過剰な権限の要求など、使用に伴う潜在的なセキュリティリスクが存在する」と指摘。個人のプライバシーを危険にさらす可能性のある「高リスク」アプリだと強調した。
ティックトックは、位置情報や個人情報のみならず、動画を通して生体識別情報および生体情報を収集することが可能だと懸念を表明した。さらに、Wi-Fi名やSIMカードのシリアル番号なども抜き取られる可能性があると警鐘を鳴らした。
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