トランプ前米大統領は8月22日、米連邦捜査局(FBI)が今月8日にフロリダ州の邸宅「マールアラーゴ」で実施した家宅捜索に関連し、押収資料の検証について監視役が任命されるまで差し止めるよう同州の連邦地方裁判所に申し立てた。2016年12月、マールアラーゴで撮影(2022年 ロイター/Carlos Barria)

トランプ氏、家宅捜索で押収された資料の検証差し止め請求

[ワシントン 22日 ロイター] – トランプ前米大統領は22日、米連邦捜査局(FBI)が今月8日にフロリダ州の邸宅「マールアラーゴ」で実施した家宅捜索に関連し、押収資料の検証について監視役が任命されるまで差し止めるよう同州の連邦地方裁判所に申し立てた。

ウエストパームビーチの連邦地裁に提出された申請書によると、トランプ氏はまた、司法省に対し、押収された資料のさらなる詳細を示すとともに、捜索令状の範囲外の資料を返却するよう求めている。

申請書は「政治が司法行政に影響を与えることは許されない」と主張。「法執行機関は米国人を守る盾であり、政治的な目的のために武器として使用することはできない」とも書かれている。

ガーランド司法長官は捜索についてトランプ氏が政治的報復行為と反発したことを受け、編集を加えた捜索令状と押収資料のリストを公開するよう裁判所に求めるという異例の対応を取った。

トランプ氏には2021年1月の退任時に文書を違法に持ち出した疑いがあり、連邦当局の捜査が行われている。FBIは家宅捜索で最高機密と記された文書を含む11点の機密文書を押収した。

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