霊能者少年その2:万里の長城を越えたパフォーマンスは功能か?それとも魔法なのか?【未解決ミステリー】

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皆さんは、私たちが霊からどのように見えているのか、考えたことがありますか?

少年Mの亡くなった祖父によると、私たちも「幽霊のように見える」というのです。私たちは目に見える、触れられる、実在する生命のはずですが、そうではないというのでしょうか?しかし 祖父は、彼らの目には私たちはそういう風には映っていないと言いました。

さらに、霊が人体を通り抜けることができるのは、「人体を構成する粒子は互いに大きく離れている、つまり大きな隙間があるからだ」と大きな秘密を打ち明けました。 これをどう理解したら良いでしょうか。 有名な通り抜け事件を見てみましょう。

万里の長城を通り抜ける

1986年、アメリカの有名な魔術師、デビッド・カッパーフィールド(David Copperfield)氏が万里の長城を通り抜けるというパフォーマンスを行いました。 彼は大衆が見ている中、長城の片側から入り、ほぼ1分半後に反対から出てきたのです。 30年以上もの間、数え切れないほどの人々がカッパーフィールド氏のマジックを見破ろうと試みましたが、今日まで成功した者はいません。

これまで、マジックに使われた梯子に隠れていた説や、 クレーンで吊り上げられた説、観客全員がエキストラ説など、様々な説が出てきましたが、どれも覆されました。さらに、パフォーマンスのビデオが後に米国のCBSテレビシリーズ「The Magic of David Copperfield」に収録され、 「カメラのトリックは一切使っていない。実際、全体のパフォーマンスは最初から最後まで1台のカメラで撮影し、『ワンテイク』で、編集やカメラ切り替えの痕跡は一切ない」ことも証明されました。

いずれにせよ、マジック界では、万里の長城を通り抜けたカッパーフィールド氏のパフォーマンスは、これまで未解決の謎のままです。

1980年代は気功ブームの時代で、一部の気功師は、これは実際には超自然的なパフォーマンスであるというのです。

カッパーフィールド氏は壁を通り抜けることは実際には難しくないと言いました。 簡単な例を挙げましょう。氷が板紙を通り抜けることは不可能ですが、 氷を加熱して水に変え、水が板紙に染み込んで反対側から出てくることはよくあることです。

そして、浸透した水を再度冷やすと、氷に戻ります。こうすることで、まさに氷が紙を通り抜けたのではないでしょうか。簡単に聞こえますが、彼がどのように自分を「水」にして壁を通り抜け、そして、再び無傷で人間の姿に凝固したのか、これが魔術師の秘密です。

憑霊現象

では、人体を通過している最中に通り抜けできなくなって、閉じ込められた霊はいるのでしょうか?Mの日記にはこのような話がありました。それはミス・ソルトの物語です。

Mが海辺の親戚の家で見かけたソルトさんは、「毛むくじゃらの短い髪をしていて、少し男っぽい話し方をし、老紳士の霊が宿っている」といいます。 単純なMは、面白いと思って、ソルトさんになぜ老紳士がくっついているのかと尋ねました。ソルトさんは非常に驚き、どうして知っているのかを尋ねました。Mは素直に「見えたのだ」と答えました。

後に大人になった少年はこの日記に、「ミス・ソルトは老紳士に取り憑かれ、支配されている」と注釈を付け加えました。2人は一つの体に縛られ、老人は楽しくないし、憑依されたソルトさんも解放されません。実は、人と人の間には運命的な出会いがあるのです。 私たちは、縁があって一緒になり、縁が切れたら離れていきます。強制できることではないので、もし、ソルトさんがこのことを理解していれば、霊に縛り付けられることもなかったでしょう。
(つづく)

詳しくはEPOCH TVをご覧ください。
https://www.epochtimes.jp/2022/08/114108.html 

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