中国PCR検査キットメーカー、上半期純利益3300億円超 「厳格な感染対策が後押し」
中国PCR検査キット製造会社10社がこのほど、中間決算報告を行った。10社の当期純利益総額は160億元(約3299億円)を上回った。いっぽう、中国上場企業4800社の約半数は減益となった。
中国メディア「一見財経」の報道によると、武漢明徳生物科技股份有限公司(以下は明徳生物)、上海蘭衛医学検疫所股份有限公司(以下は蘭衛医学)を含むPCR検査キット製造会社10社の上半期の総売上高は485億1800万元(約9996億円)で、純利益総額は162億9700万元(約3358億円)となった。明徳生物の当期純利益は前年同期比376.29%増加した。伸び率として10社のうち最も高い。
蘭衛医学も同300%以上増加した。上海市は3月末から5月下旬にかけて、約2カ月ロックダウン(都市封鎖)を実施した。封鎖期間中、市民が大規模なPCR検査を繰り返されていたことが、蘭衛医学の増益につながったとみられる。
関連記事
中国の8月経済指標は、消費低迷と輸出急増のねじれを示した。家計は借り入れより債務返済・資産保全を優先し、貿易黒字の拡大は米欧との摩擦を深めている
中国で出入国管理に関する新規定が9月15日に施行された。海外在住の中国人からは、帰国後に出国を制限されることへの不安も出ている。米国務省も中国渡航をめぐり注意を呼びかけている
中国の8月の若年失業率が18.9%に上昇し、1年ぶりの高水準となった。大学卒業者は過去最多の1270万人。失業給付の受給者も増えるなか、専門家は公式統計だけでは雇用悪化の実態を捉えきれないと指摘
東芝グループが上海に設立した半導体技術子会社が、約25年の事業を経て登記を抹消した。中国で日系企業の事業縮小が相次ぐなか、ジェトロの調査では中国事業の拡大意欲も過去最低となった
「ゴーストタウン」を目にし、企業関係者からは成長への懸念も。7年ぶりに中国を訪れた米議会USCC代表団が、現地で見た中国経済の変化を語った