メキシコ中西部で9月19日午後1時(日本時間20日午前3時)過ぎにM7.6の大規模な地震が発生し、少なくとも1人が死亡した。首都メキシコ市でも揺れが起き、一部の地区が停電した。2022年9月19日、中部マンサニヨで撮影された動画から取得した静止画(2022年 ロイター/@ElxOrtega/via REUTERS)

メキシコ中西部でM7.6の地震、少なくとも1人死亡

[メキシコ市 19日 ロイター] – メキシコ中西部で19日午後1時(日本時間20日午前3時)過ぎにマグニチュード(M)7.6の大規模な地震が発生し、少なくとも1人が死亡した。首都メキシコ市でも揺れが起き、一部の地区が停電した。

米地質調査所(USGS)によると、震源地は中西部ミチョアカン州とコリマ州の州境近辺。震源の深さは約15キロメートルと比較的浅かった。

ロペスオブラドール大統領はビデオ演説で、コリマ州マンサニジョの小売店で壁が崩れて1人が死亡したと明らかにした。当局によると、ミチョアカン州では2カ所の病院が被害を受けた。

米太平洋津波警報センターは、今回の地震によってメキシコ沿岸の一部で高さ1─3メートルの津波が発生する恐れがあると警告した。

メキシコ市のクラウディア・シェインバウム市長は大規模な被害は報告されていないと述べた。

震源地から約400キロ地点にある同市ローマ地区の一部では停電が発生した。

9月19日は同国で過去に2回の大地震が起きており、1985年の地震は数千人が死亡し、2017年も350人を超える死者が出た。

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