党大会、習氏「ゼロコロナ堅持」を再び表明 経済への影響に言及せず

中国共産党は16日、第20回党大会を開幕した。3期目続投が確実視されている習近平党書記は同日に活動報告を行った際、中共ウイルス(新型コロナウイルス)の感染政策「ゼロコロナ」を今後も堅持していくと表明した。すでに厳しい状況にある中国経済は、さらに悪化するとの見方が出ている。

習氏は「ゼロコロナを揺るぎなく堅持する」ことで、「国民の命と健康を最大限に守れた」「経済的社会発展は大きな成果を上げた」と主張し、「政府は重大な感染病の防止・治療体制と応対能力をさらに強化し、感染拡大を有効に抑制する必要がある」と指示した。

世界各国がウィズコロナを模索し、感染を抑えながら社会経済活動を再開しようとしているなかで、中国政府は依然として国内で厳格な感染対策を続けている。新規感染者が確認されるたびに、地元政府が住宅地を封鎖し、住民に外出・移動制限を強要し、工場の操業中止や店舗の営業停止を命じる。

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