「三朝帝師」王滬寧氏の進退めぐり憶測 共産党大会 最高指導部人事
3期目続投が確実視されている習近平新政権の人事をめぐって、憶測が飛び交っている。党最高指導部、政治局常務委員の1人である王滬寧氏の進退が注目を集めている。
同氏は主要ブレーンとして江沢民・胡錦涛・習近平政権を支え、「三朝帝師」の異名をもつ。これまでに江沢民氏の指導思想「3つの代表」、胡錦涛氏の「科学的発展観」など重要理論や新スローガンを起草し確立した。
香港の親中メディア、サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は、王滬寧氏は中央政治局常務委員に留まり、全国人民代表大会常務委員長(国会議長に相当)に就任する可能性が高いと報じた。
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