松野博一官房長官は20日午前の会見で、原材料高やエネルギー高に苦しむ企業・家計への支援について、現在取りまとめている経済対策で「前例のない思い切った負担緩和策を行う」と述べた。昨年10月、都内で撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

エネルギー高、思い切った負担緩和策を行う=経済対策で官房長官

[東京 20日 ロイター] – 松野博一官房長官は20日午前の会見で、原材料高やエネルギー高に苦しむ企業・家計への支援について、現在取りまとめている経済対策で「前例のない思い切った負担緩和策を行う」と述べた。

4─9月の貿易赤字が過去最大となったことに関連して、中小企業支援策をどう考えるかとの質問に官房長官は「ものづくり補助金」、「事業再構築補助金」のほか、輸出拡大のための支援や価格転嫁対策も強化していく方針を示した。

また、エネルギー高対策として「ガスについて、電気とのバランスを勘案した適切な措置を講じていく」とし、ガソリンについても現状の補助金を延長する考えを示した。

財務省が20日発表した貿易収支速報によると、2022年4―9月の累積赤字額は11兆0075億円と、年度半期ベースで過去最大だった。円安の進行もあり、原粗油や石炭の輸入額が膨らんだ。

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