フロリダ州知事デサンティス氏 (Photo by OLIVIER DOULIERY/AFP via Getty Images)

米フロリダ州知事、中国ゼロコロナ政策を非難 「狂気じみた願望」

米フロリダ州のデサンティス知事氏は29日、中国で拡大するゼロコロナ政策への抗議行動に理解を示し、中国国民が「声を上げることは正しい」と述べた。中国の政策は「強権的」で「人々の自由を侵害」していると非難した。

デサンティス氏は同州で開いた記者会見で「中国共産党は、国民に対して完全な支配力を行使したいという狂気じみた願望を持っている」「ゼロコロナ政策は中国政府が国民を専制するための 『口実』だ」と発言した。

首都・北京や上海などで起きた新型コロナ政策に対する大規模な抗議活動には、多くの若者が参加し、中国共産党を批判した。BBCのジャーナリストも、警察に殴打された後、一時拘束された。中国当局は「敵対勢力」を取り締まる方針を明らかにしたが、具体的な言及はない。

さらに、デサティス氏は米IT大手アップルが中国でファイル共有サービス「AirDrop」の使用を制限したことにも言及し、「(中国共産党に)援助と慰安を与えている」と非難した。AirDropは、中国のiPhoneユーザーが検閲システムを回避して抗議活動の情報を広めるために利用されていた。

関連記事
中国共産党政権は、医療システム内のすべての新型コロナウイルス感染症データを破棄するよう全国規模で命じているという。この問題に詳しい現地の情報筋が中国語版エポックタイムズに暴露した。
ロイター通信は2月28日、何者かが同通信記者の名前をかたり、複数の中国の民主活動家に接触していたと報じた。中国 […]
中国政府がゼロコロナ政策を緩和して2週間が経過した。感染者数が急増し、病院も火葬場も多忙を極めていると中国国内 […]
[北京/ワシントン 20日 ロイター] – 中国当局は20日、新型コロナウイルス感染で新たに5人の […]
中国共産党(中共)はおよそ3年にわたって、感染を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策を貫いてきた。市民の犠牲や […]