22年12月14日、ワシントンの米連邦準備制度理事会(FRB)本部ビルで開かれた連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で話すパウエル議長。(Nicholas Kamm/AFP via Getty Images)

米FRB、上げ幅を0.5%に縮小 金融引き締めは継続へ

米連邦準備制度理事会(FRB)は13〜14日の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%の利上げを全会一致で決定した。6月以降、 4会合連続で0.75ポイントの大幅利上げを実施してきたが、今回は上げ幅を縮小した。

今年3月にゼロ金利政策を解除し利上げが始まって以降、上げ幅縮小は初めてとなる。短期金利の指標にあたるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジは4.25〜4.5%に上がり、07年末以来の高水準となる。

上げ幅は市場の予想通りとなった。13日に発表された11月の米消費者物価指数(CPI)が前年同月比7.1%上昇と5か月連続で伸び率が鈍化し、インフレがピークを過ぎたとの見方から、利上げ幅縮小の観測が高まっていた。

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