米韓、核使う共同計画や演習を議論 尹大統領明かす
[ソウル 2日 ロイター] – 韓国の尹錫悦大統領は朝鮮日報とのインタビューで、米国の核を使用した共同計画と演習を行う可能性について米側と議論していることを明らかにした。米国の「拡大抑止力」をより高めるためとした。
尹大統領は「核兵器は米国のものだが、計画、情報共有、演習、訓練は韓国と米国が共同で行うべき」とした上で、米政府もこの考えに「かなり前向き」だと語った。
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は1日、米国や韓国の脅威に対応する新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)システムを開発するとともに、戦術核兵器を大量生産するよう金正恩朝鮮労働党総書記が指示したと伝えた。
関連記事
高市早苗首相は、10月30日から韓国・慶州で開催されるアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議へ出席するため、韓国を訪問する。同日午後には、韓国の 李在明大統領と初の首脳会談が行われる。
トランプ米大統領と中国共産党の党首・習近平は、10月30日午前11時から韓国南部の釜山で会談する。両者の対面での会談は2019年6月に行われた大阪での会合以来となる。
韓国では9月末以降、反中共(反中国共産党)デモが相次ぎ、10月3日にはソウルで1万人以上が「CCP Out」「China Out」と書かれたプラカードを掲げて行進した。背景には、李在明大統領が9月29日から、中国人観光客に最長15日間のビザ免除入国を来年6月末まで認めたことにある。
ソウル中央地裁は24日、尹前大統領の妻、金建希被告の初公判を開いた。金被告は起訴内容を全面的に否認。先月、トランプ大統領は韓国に粛清か革命が起こっているのではと訝しんでいた。
韓国消費者院は2日、市場で人気のあるロボット掃除機6機種を調査した結果、中国製の3製品にセキュリティ上の欠陥が見つかり、室内の様子や個人情報が漏洩する恐れがあると発表した。