1月4日、欧州連合(EU)の加盟27カ国は「統合政治危機対応(IPCR)」メカニズムの会合で、中国から域内に到着する航空便の乗客について、出発前に新型コロナウイルス検査を受けて陰性証明を取得することを義務付けるよう勧告した。湖北省武漢の鉄道駅で1日に撮影(2023年 ロイター/Tingshu Wang)

EU危機対応会合、中国発航空便乗客に陰性証明取得義務化を勧告

[ブリュッセル 4日 ロイター] – 欧州連合(EU)の加盟27カ国は4日に開いた「統合政治危機対応(IPCR)」メカニズムの会合で、中国から域内に到着する航空便の乗客について、出発前に新型コロナウイルス検査を受けて陰性証明を取得することを義務付けるよう勧告した。

中国が国内の新型コロナウイルス感染者急増にもかかわらず出入国規制を緩和する方針を示していることを受けた措置。EU欧州委員会も既に同様の勧告を行っている。

このほかIPCRは(1)中国発着便の全乗客のマスク着用(2)中国から到着する航空便乗客に対する無作為の検査実施(3)国際便と中国からの到着便がある空港での排水検査実施――なども提言した。

IPCRは、欧州疾病予防管理センター(ECDC)や欧州委、世界保健機関(WHO)と協力してEUと中国における感染状況を今後も監視していくとしている。

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